アニメ規制とか立派なタイトルだけど、9月1日に放送されたTVタックルのアニメ規制についての話。
結論から言うと、「犯罪抑制」という意味でのアニメの規制は意味が無いと思う。
なぜなら、アニメゲーム大好きな僕自身が犯罪をおこしたいと思わないし、一時の感情で過ちを犯した場合のリスクを考えたら犯罪をおこせるはずがないから。
という理由が自分自身としては一番説得力のある理由なのだけど、もう少し言えば、本当にアニメを観てその影響を受けて犯罪をする人がいるとするならば、それはアニメが原因ではなく、その人の視野が狭まってしまっているからだと思うからだ。
めちゃめちゃ浅はかだけど、どういった時に人は犯罪を犯すことができるのかを考えたときにその理由に行き着いた。
アニメに影響されて犯罪を犯したって人に限定しての話だけど、普通に考えて暴力的なゲームやアニメや漫画に影響されたとしても、自制心が働いて犯罪には結びつかない。
巨人を駆逐する作品に影響されたからといって、現実に暴力的な行動を起こすなんてことはないだろう。
しかし、漫画家を目指す作品に影響されて漫画家を目指し始めることはあるだろう。
実際、漫画道を読んで漫画家に憧れた漫画家の方はたくさんいるし。
この違いはなんなのかと考えたら、答えは当然、犯罪行為であるかそうでないかだ。
普通に考えたら、暴力的な作品が好きだったとしてもこれは現実にはやってはいけないことだと思い当たり、当然犯罪行為に行き当たらない。
もし、作品に影響されて実際に犯罪行為に及ぶ人がいるとするならば、これは実際にやっていいことなのか・やってはいけないことなのかの判断がブレてしまっているにすぎない。
じゃあ、その実際にやっていいことか・やっていけないことかの基準ってなんなの?って話だけど、
当然、法律に違反しているものかどうかってのがあるんだけど、
それ以上に心理的な意味として、その行為がどういった結果を生みどういった影響を周りにあたえるのかを理解できてるのか、それが重要だ。
例えば、犯罪者に裁きを与えて神になる目標をもった主人公の作品に影響を受けたとして、実際にそういった類いの力を得たとし「俺も犯罪者を裁いて神になってやるぜ!!」と思ったとしても、「でも現実にこれやったら警察に追われるの当然だし、友達に知られたらどん引きされるだろうし、そもそもそんなすげえ力を生半可な覚悟で使っても責任とれないだろうしな…」とか色々考えちゃうと思う。
多分、視野が広い人はもっと色んなデメリットが思いつくと思うんだけど、僕の頭だとこれが限界^q^
視野が広いかどうかって、要はアニメや漫画以外にも知識があって、人とも交流していて、だからやっていいこととやっていけないことがわかってる。
もしアニメの影響で犯罪を起こす人がいるなら、その人はアニメや漫画の世界しか知らないから、やっていいことと悪いことの基準が他の人とずれているのであって、アニメや漫画を規制しても意味がない。
結局犯罪ってのは、他の大多数の人の平均の考えに近いかどうかってことだしね。
もし本当にアニメや漫画の影響で犯罪を起こす人が本当にいて、それを改善しようとするならば、アニメや漫画やゲームといったメディアに関係する人(アニメスタッフやゲーム開発者や声優)によるトーク番組やバラエティ番組を増やし、アニメゲーム漫画のみ好きだという人にたいして自然とそれ以外の情報を与えていくことで狭い視野から解放していくということが効果的だろう。
少なくとも単純にメディアを規制するという力技よりは、よっぽど有効であると思う。